新卒入社で雑誌編集部、そしてWEB編集へ!ママになり働き方はどう変わった?
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雑誌編集部に新卒で入社し、WEB版「ハルメクWEB(現・ハルメク365)」を立ち上げた、ひさえさん。今回は、出産後に育休を経て復帰した、ひさえさんのインタビューをお届けします!
※日本ABC協会発行社レポート(2023年1月~6月)
新卒で入社!憧れの雑誌編集者に
(編集部)入社してからこれまで、どのような仕事をしてきましたか?
(ひさえさん 以下:ひさえ)2013年に入社して、2018年3月まで雑誌編集部にいました。企画を提案して、取材をして記事を書いて、といった基本的な雑誌編集作業をしていました。
2016年にリニューアルをして、雑誌名が「いきいき」から「ハルメク」に変わる際、雑誌のコンセプトも変えていこうということになり、たくさん会議をしたのをよく覚えています。
当時、特集制作チームの先行班ができて、事前に入念な下調べをして、特集の方向性を決めていくといった制作体制がスタートしたんですね。
スマホ特集とか、年金などのお金の特集とか売れる特集を作りヒットしたので、感動した記憶があります。先輩と一緒に粘り強く、肌荒れしながら作った甲斐があったなと(笑)。
「どうしたら読者に求められている情報が作れるか」といった切り口を考えて、特集の構成案を作っていくのは、すごく面白かったです。
ある種の謎解きのようなもので、読者の悩みを解決するために、快刀乱麻を断つような企画をいかに練り出すか。一生懸命取り組んだことが数値目標を超える結果にもつながって、大きなやりがいを感じました!
(編集部)雑誌編集部時代で、特に印象深かったことは?
(ひさえ)新卒入社だった私は、入社当時22歳。読者のみなさんと話をしているときに、若すぎると心を開いてくれないかもと思って、微妙に2歳サバを読んで、年齢を聞かれたら24歳と答えていました。
(編集部)実年齢より「2歳上に」ですか!?
(ひさえ)はい、2歳くらい上に言ったところで、無駄な行為だったとは思いますが(笑)。60~70代の読者のことを理解したくて必死でした。
読者のみなさんはすごく優しい方ばかりで、おうちでご飯をごちそうしてくださったり、孫のように接してくださったりしたのも、大変楽しかった思い出ですね。
人生の先輩方と会話を重ねていくことで、いわゆる「シニア女性」でも「おばあちゃん」でもなく、ただ一人の女性として向き合えばいい、自分の人生の延長線上に読者のみなさんがいるんだというのが実感できたときに、仕事の面でもひと皮むけたと思います。
仕事を通じて、人生を長い1本の道と捉えて考えるようになりましたし、生きる上での価値観にかなり影響受けました。
WEB立ち上げ時は…編集者が1人だけ!?
(編集部)その後、「ハルメクWEB(現・ハルメク365)」の立ち上げを担当されたそうですね。聞く話によると、当初は編集者が1人だけだったとか?
(ひさえ)2018年に、「ハルメクWEB」が開設されることになったので「やりたい!」と思って、自ら手を挙げたところ異動となりました。意気込み十分で挑んだものの、実質、記事の制作は私1人で作業をスタートすることになりました。
WEBサイトの運営に欠かせないSEO(検索エンジンからサイトに訪れる人を増やすのこと)のSの字もわからないところから、「美容と旅行のコンテンツをとりあえず300本作って」というお題をもらい、本当に大変でした……。
そして相手が見えにくいWEBで、ニーズに合ったコンテンツ作りをするには、読者の協力を得るコーナーを作る必要性があると考えて、プレゼントコーナーでユーザーアンケートを取れるような形にしたり、読者のリアルな姿を伝えるコーナー(ハルトモ倶楽部)を設けたり。
雑誌の記事をWEBの記事として転載するやり方を考えて運用したり、また、雑誌や通販の編集部など、ハルメクの事業部の方々が発信できるコーナーを作ったり……。今の「ハルメク365」のベースになる部分を考えて作っていきましたね。
(編集部)立ち上げの苦労が多かったですね。現在、「ハルメク365」ではどのような仕事をしていますか?
(ひさえ)主に、有料会員向けのサービスや記事制作をやっています。子どもを産んで復帰した後もフルタイムで勤務していますが、特集制作チームを任せてもらえたので、他のスタッフに作業をお願いできることは、ポジションとして大変ありがたいです。
チームメンバーも子育てへの理解が高く、先日も病気で保育園を休んだ子どもを抱えながらオンライン会議に参加したんですが、とても温かく対応してくれて。心からありがたいと思っています。
ワーママになり考え方や働き方はどう変わった?
(編集部)出産・育休を経て復帰した後、仕事への向き合い方や、考え方、働き方に変化はありましたか?
(ひさえ)そうですね、やっぱり優先順位が変わりました。以前は仕事だけに無限に時間を使っていましたが、今はメリハリがある働き方を考えるようになりました。
(編集部)在宅勤務の日と出社する日のタイムテーブルを教えてください
(ひさえ)在宅の日は、子どもの起床とともに朝6時ぐらいに起きて、食事をして、支度をして、8時にパートナーに保育園に連れて行ってもらいます。
私は8時半くらいから始業。18時か、早ければ17時半くらいに保育園に迎えに行きます。
夕飯づくりはパートナーの担当なので、帰宅したら夕飯を食べて、お風呂に入って、子どもを寝かせて、その後は仕事するか、自由時間ですね。22~24時くらいの間に就寝します。
出社の日も、朝は在宅の日とほぼ同じで、フレックスタイム制なので、できるだけ通勤ラッシュの時間を避けて、11時くらいに出社して、17時半には会社を出ます。
そのまま保育園にお迎えに行って、夕飯を食べてと、帰宅後も在宅の日と同じ感じです。足りない勤務時間は、残業というか、夜に働くこともありますが、働き方は裁量に任され結構自由なのがいいですね。
コミュニケーションと効率化を重視し、家族との時間を楽しむ
(編集部)仕事と家庭を両立するために、パートナーとのコミュニケーションで、気を付けていることはありますか?
(ひさえ)家族内コミュニケーションはとにかく「言語化することが大切」だと思います。悩ましいことは、きちんと話すようにしていますね。
うちは2人とも在宅勤務になる時もあるので、お互いに干渉しないことにして部屋も別々です。ハルメク読者の話でも、夫婦は最終的に別室の方が幸せになれると言う方もいるので、読者の生き方を参考に、私はそれを早めに実践している感じでしょうか(笑)。
基本的に夫婦がそれぞれ自立していないと、共働きは成立しないんじゃないかと思っています。
(編集部)家事に関して工夫していることは?
(ひさえ)ロボット掃除機を使うことと(笑)、家事代行を隔週で頼んで水回りを掃除してもらっています。あとは、宅配のミールキット。15分で作れるのがとにかく便利。うちはパートナーが、そのキットで夕飯を作ってくれます。
(編集部)忙しい毎日のようですが、お子さんとの過ごし方はいかがですか?
(ひさえ)育児に関しては、自分が無理をしないのが一番だと思っていて、「こうしなきゃいけない」という風には考えないですね。すごく親思いな子なのか、あまり手がかからないんです。パートナーの協力があることも大きいかと思いますが、特に悩みもないし、怒る必要性も全然ない!
子どもの成長を見られるタイミングは、やっぱり楽しいですね。「もうこんな事までできるようになったんだ。すごい!」みたいな感動が毎日あります。
多様な女性の生き方にフォーカスしていきたい
(編集部)それでは、今後の夢や目標を教えてください。
(ひさえ)女性が働くということが、この世の中において、いかに課題が大きいのか最近強く感じているので「女性の生き方」にフォーカスしたら、もっと良いコンテンツを作れるのかなと考えています。
世代間格差もありますし、多様になった50代以上の女性の働き方とか、生き方を俯瞰的に見てどういうアプローチでやっていけば、みんなハッピーになれるのか……といった記事を作ってみたいです。
最後に、子どもがいてもとても働きやすい職場で、大変ありがたい環境です。育休復帰後、自分のペースで楽しくお仕事させていただいていることは、ぜひ感謝もこめてお伝えしたいです!
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取材・文=清水久美子 写真=泉三郎 編集・構成=ちか(ハルイロ編集部)
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