【50歳からのハルメク世代に聞く なんでもランキング】50歳以上の女性が選ぶ「好きな家事」と「嫌いな家事」 「好き」のTOP3は「買い物」「洗濯まわり全般」「洗濯物を干す」 「嫌い」のTOP3は「換気扇の掃除」「窓拭き」「排水口の掃除」 “ラクに・楽しく” 達成感を得たい
株式会社ハルメク・エイジマーケティング
販売部数No.1(※1)雑誌「ハルメク」などのマーケティングやリサーチのコンサルティングを通じて、50代以上のインサイトを日々探求する「ハルメク 生きかた上手研究所」は、50歳以上の女性(事前調査588名、本調査519名)へのアンケート結果をもとにした「50歳からのハルメク世代に聞く なんでもランキング」を公開しました。テーマは「好きな家事・嫌いな家事」です。
(※1)日本ABC協会発行社レポート(2025年7月~12月)
【調査概要】
事前調査と本調査に分けて調査を実施。事前調査では「好きな家事」「嫌いな家事」を回答者1名あたりそれぞれ3つまで自由記述で聴取し、「好きな家事」「嫌いな家事」両方をカバーする25項目を選抜した。本調査では各25種類の項目について7段階で評価を得た。
※本リリースでは25項目中「好きな家事」「嫌いな家事」それぞれについて上位20項目を掲載
調査の方法:WEBアンケート
調査の対象:全国50~84歳の女性
調査実施日:事前調査 2026年3月4日(水)~3月9日(月)
本調査 2026年3月16日(月)~3月19日(木)
回答者数 :事前調査 588名 本調査 519名
※本調査は50代、60代、70代以上が均等になるよう再集計した。
本文中の回答者数は再集計後の人数。
調査主体 :株式会社ハルメク・エイジマーケティング ハルメク 生きかた上手研究所
【集計方法】
各項目の評価(7段階)に応じて配点し、ウエート平均によりランキングを算出した。なお順位は小数第二位以下の差を含めたものである。(同じ数値表示でも第二位以下で差あり。)
●好きな家事
[質問] 以下は、「好きな家事」として多く挙がったものです。以下の家事について、あなたはどの程度好きですか。
[配点] とても好き:100点、好き:85点、まあ好き:65点、どちらともいえない:50点、あまり好きではない:35点、好きではない:15点、全く好きではない:0点
●嫌いな家事
[質問] では以下の家事について、あなたはどの程度嫌いですか。好きな家事の回答と矛盾していても構いません。前の回答は気にせず、嫌いな家事についてお答えください。
[配点] とても嫌い:100点、嫌い:85点、まあ嫌い:65点、どちらともいえない:50点、あまり嫌いではない:35点、嫌いではない:15点、全く嫌いではない:0点
※調査主体の「ハルメク 生きかた上手研究所」所長への取材、コメント提供も可能です。
※本リリース内容を掲載いただく際は出典「ハルメク 生きかた上手研究所調べ」と明記をお願いいたします。
【調査サマリ】
■好きな家事
1位 買い物
「好きな家事」の1位は「買い物」。すべての年代で1位だった。好きな理由の1位は「気分転換になる」、2位は「ストレス解消になる」、3位は「楽しい、おもしろい」。
2位 洗濯まわり全般
2位は「洗濯まわり全般」。すべての年代で2位だった。好きな理由の1位は「気持ちがいい」、2位は「清潔を保てる」、3位は「気分がすっきりする」。
3位 洗濯物を干す
3位は「洗濯物を干す」。すべての年代で3位だった。好きな理由の1位は「気持ちがいい」、2位は「気分がすっきりする」、3位は「清潔を保てる」。
■嫌いな家事
1位 換気扇の掃除
「嫌いな家事」の1位は「換気扇の掃除」。すべての年代で1位だった。嫌いな理由の1位は「面倒」、2位は「手間がかかる」、3位は「疲れる」。
2位 窓拭き
2位は「窓拭き」。50代と70代以上で2位、60代で3位だった。嫌いな理由の1位は「面倒」、2位は「疲れる」、3位は「(季節によって)寒い・暑い」。
3位 排水口の掃除
3位は「排水口の掃除」。50代と70代以上で3位、60代で4位だった。嫌いな理由の1位は「汚い、臭い」、2位は「面倒」、3位は「楽しくない」。
好きな家事:好きな理由(ランキングTOP3の理由5位まで)
■好きな家事・理由(事前調査の自由回答を抜粋)
1位 買い物
- 家具やインテリア用品を買うのは大好きですが、日々の買い物はめんどうくさくて。それでも仕方なくやっていましたが、美味しいものや掘り出し物を見つけると楽しいです(53歳)
- 新商品を発見するのが楽しい。季節のものを見て移り変わりを確認する。(66歳)
- 野菜や果物の四季の変化や、それぞれの年行事に伴った飾りやお料理等にふれられるし、いろいろな新商品を見るのも楽しい(70歳)
2位 洗濯まわり全般
- 気持ちがいい、外干しした洗濯物に太陽の香りを感じる。寝具の洗濯をした夜はベッドに入るのが楽しみ(56歳)
- 洗濯機がやってくれるので自分は操作をするだけ。自宅の庭は南面に面しているので日差しがあればカラっと乾きます。5月6月からは大洗濯期間!冬物のセーター・ジャンパー・コート、厚手のモノなど何でも自宅で洗ってサッパリとさせています。夏場はカーテン・毛布・カバー類など大物洗いには持って来い。柔軟剤などで好みの香りを選んでサッパリ・綺麗になーれ!と楽しんでやっています(73歳)
3位 洗濯物を干す
- 洋服を外に干したときに、あー、きれいになったーという達成感があるからかもしれないです(59歳)
- 天気のよい日(例えば冬の暖かい日とか初夏の風が気持ちのよい日等)洗濯物を干す時に洗剤の香りをほのかに感じる時が好きなので(66歳)
- 太陽の陽射しを浴びながら、ベランダに干し、カラッと乾いた衣類を取り込む時間が好き(75歳)
<その他> ※ランキング外含む
●部屋のもよう替え
- 家事かどうかわからないのですが、家具の配置を変えたりするのが大好きです。ああしたらもっと使いやすくなるのでは?と思い、ストップが効きません(73歳)
● 料理・食事の支度
- 味付けは下手だけど、包丁で食材を切り、調理器具で煮たり焼いたりしている工程がただ楽しい(50歳)
- レシピを見て作るのは苦手なので、今手元にある材料で「どんなふうに、何ができるかなぁ」と考えるのが楽しい。たまにとんでもない物が出来るけど、美味しく食べられればOK(66歳)
- 冷蔵庫の残り物で献立を考えて、バランスの良いおかずを何品か作り上げた時の達成感が気持ちよい。きれいに食べてもらえるとさらにご機嫌になれる(69歳)
●片づけ・整理整頓
- ちょっとした収納の工夫によって物が使いやすくなったり生まれ変わったり。必要なもの必要でないものがハッキリして整うから(69歳)
- クローゼットや引き出しなどにピッタリとはまり、パズルをしているような感覚が好きです(70歳)
●洗濯物を畳む
- 洗濯物を無心になって畳むのは、気持ちが整理されるようで好き(64歳)
●掃除まわり全般
- 掃除は、手を動かすほどに目の前がどんどん整っていき、部屋が明るくなる様子がそのまま心にも返ってくるところが好きです。汚れが落ちていく瞬間や、片付いて空気が軽くなる感覚はとても気持ちよく、時には腹が立った気持ちまでスッと消えてしまうほどのストレス解消になります。空間が整うと自分の気持ちも整うようで、掃除は暮らしの中で欠かせない大切な時間になっています(64歳)
●布団干し
- ふっくらとしたお布団に入った瞬間、とても快適で幸せな気持ちになり熟睡ができ、そしていい運動になるので一石二鳥です(60歳)
※事前調査の自由回答において、「好きな家事は特にない」と回答した人は588名中84名(14.3%)だった。
嫌いな家事:嫌いな理由(ランキングTOP3の理由5位まで)
嫌いな家事・理由(事前調査の自由回答を抜粋)
1位 換気扇の掃除
- 油だらけで全然きれいにならない。毎日するわけではないが大掃除の時にするのがおっくう(62歳)
- 油汚れが落ちにくい。こまめにしようと思うがつい先延ばしにしてしまう(67歳)
- 必要な家事だが、負担が大きい割には効果が実感できないから(69歳)
2位 窓拭き
- 外側は全部手が届かず、ストレスになる。やってもすぐ汚れる(56歳)
- 思うように綺麗に出来ず、脚立やら道具の準備も面倒(69歳)
- 時間がかかるわりにはきれいになっていない(71歳)
3位 排水口の掃除
- キッチンはまだよいが、お風呂はちょっとサボるとヌメヌメして気持ち悪い。洗濯機はめったにやらない、動かすのが大変、取り外した物を元に戻すのが大変(56歳)
- 髪の毛を取るのが本当に辛いから(59歳)
- 臭いやヌメリが気持ち悪くあまりやりたくないので、余計汚れがたまり、ますますやりたくなくなる悪循環(63歳)
<その他> ※ランキング外含む
● アイロンがけ
- 暑い、熱い、面倒。綺麗にアイロンしても、子供は雑に扱い、アイロンした甲斐がない(54歳)
- アイロンかけが必要なのは、夏の麻や綿の服のことが多い。暑いときにクローゼットからアイロンやアイロン台を出してきて、汗をかきながら掛けるのは苦行(61歳)
●草むしり
- 腰が痛くなる、虫に刺される(67歳)
- 取って取っても、終わりがない(76歳)
●風呂掃除
- しゃがんだり、かがんだり体への負担が大きく、やらないと目に見えて不衛生になるから(60歳)
- 冷え性、腰痛で体に悪い(81歳)
●拭き掃除・床のモップがけ
- 膝をつくことが困難で自由に体を操れない。ウエットタイプのクイックルなど使うが、限度があり満足できないため、どうしても手で行いたいのだが…(69歳)
- 肩、腕がすぐに痛くなる(71歳)
●食事の後片付け(食器洗い含む)
- 手が濡れるし汚れるし、かといって、そのまま放置するのも気になるし、手荒れも気になる。家族も一番手伝ってくれない家事(58歳)
- お腹が満たされて幸せな気分の後に控えている家事(61歳)
●季節の衣替え、布団の入れ替えなど
- 衣服の衣替え。収納に全てが入らないので入れ換える作業はかなり大変。収納から大きな箱をとりだし、中身を入れ換えるのは嫌い。重たいから(58歳)
- 出すのも入れるのも、その都度収納場所の容量を考えなければならない(77歳)
●裁縫(ミシンがけ、繕い物含む)
- 細かいことがきらい。最近は老眼で目も見えにくいのでもっとやらない。自分のボタンだけは必要に迫られ付けるけど、家族のはやらないで各自に任せる。とにかく若い頃からきらい(63歳)
●片づけ、整理整頓
- 判断の連続でとても疲れます。 両親が残した価値のありそうなもの、思い出の品、亡き夫の趣味の品などなど(73歳)
●料理・食事の支度
- 手間や時間がかかる。長時間台所に立っているのも辛い。何より作業自体余り楽しくない(57歳)
- 家族(息子や夫)が、私が準備することが当然だと思っているので(64歳)
●その他
- 年末の大掃除。なにか、プレッシャーみたいなものを感じるからです。やらなくちゃダメという感覚が苦手(58歳)
- 生活の保守・管理:名前を付けられないような細かな整備が多いため。ごみの分別(当自治体は細かい)、電球や家電の故障、エアコンや換気扇のメンテナンスなどなど。またそれに伴う手配や備品取得(73歳)
※事前調査の自由回答において、「嫌いな家事は特にない」と回答した人は588名中70名(11.9%)だった。
専門家の見解
ハルメク 生きかた上手研究所 所長 梅津 順江(うめづ ゆきえ)
2016年から現職。年間約900人のシニアへの取材やワークショップを通じて、誌面づくりや商品開発、広告制作に役立てている。時代や世代も捉えて、半歩先の未来を予測・創造している。
著書に『消費の主役は60代 シニア市場最前線』(同文舘出版)など。
なぜ洗濯は人気なのか 心も晴らす家事の力
好きな家事の上位に「洗濯まわり全般」と「洗濯物を干す」がランクインしたことは、今回の調査の大きな発見でした。一方で、毎日のように行う「料理・食事の支度」は4位。長年家庭を支えてきた世代だけに、少し意外な結果です。
好きな理由として頻出したのは、「すっきりする」「気持ちが良い」「達成感がある」「無心になれる」といった言葉でした。長年家族のために担ってきた家事も、子育てを終え、夫婦二人の暮らしになった今は、自分自身の気持ちよさや満足感につながるものへと意味合いが変化しているようです。特に洗濯では、「おひさま」「風」「青空」「外気」など自然を連想させる言葉が目立ちました。洗濯物がきれいになる成果が目に見えやすいだけでなく、干す時間そのものが気分転換になり、晴れやかな気持ちをもたらしているようです。
一方、嫌いな家事の上位は換気扇掃除、窓拭き、排水口掃除でした。いずれも汚れがひどく、細かい作業や無理な姿勢を伴うものです。「面倒」「疲れる」という声に加え、膝や腰、目や手首への負担を挙げる人も少なくありません。達成感や爽快感につながる面はあるものの、その気持ちよさにたどり着くまでの体への負担が大きい家事と言えるでしょう。
また、「好きな家事は特にない」は14.3%にとどまり、「嫌いな家事は特にない」も11.9%いました。長年家事と向き合ってきたこの世代は、自分なりの心地よさや達成感を見つけながら上手に付き合っているように見えます。
洗濯人気の背景には、単に衣類をきれいにする以上の価値がありそうです。人生経験を重ねた女性たちにとって洗濯は、暮らしを整えるだけでなく、気持ちを晴れやかにしてくれる時間なのかもしれません。
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