調査リリース

【幸福に関する意識・実態調査2026】 シニア女性の幸福度は7.75点で、2024年調査の7.84点とほぼ変わらず。 幸福度には親しい友人や家族の人数などが影響しており、SNS利用の影響は見られない

株式会社ハルメク・エイジマーケティング

販売部数 No.1(※1)雑誌「ハルメク」などのマーケティングやリサーチのコンサルティングを通じて、50代以上のインサイトを日々探求する、ハルメク 生きかた上手研究所は、全国50~88歳のハルトモの女性484名を対象に「幸福に関する意識・実態調査」をWEBアンケートにて実施しました。
(※1)日本ABC協会発行社レポート(2025年7月~12月)

調査結果のポイント

  • 50~80代女性の幸福度平均点は10点満点中(0点〜10点)中7.75点。物価高によって11%が「幸福感が減った」と回答。
  • 幸福度に影響している要素は、本人の体や心の元気度のほか親しい友人や家族・親戚の人数。SNS・デジタル利用の有無は幸福度への影響が見られない。
  • 幸せを感じる1位は「美味しいものを食べている時」で2024年の前回調査と変わらず。2位の「旅行に行った時」は前回3位からランクアップ。

【調査背景】
ハルメク 生きかた上手研究所は、シニアのインサイトについて調査・分析を行っています。定期的に行っている幸福に関する調査が前回実施から2年が経過し、この間、物価高やSNS・AIの利用が広がるなど、社会状況は変化しています。こうした中でハルメク世代の幸福度は変わったのか、幸福感に影響を与える要素は何なのかを探るべく調査しました。

【調査概要】
調査方法:WEBアンケート
調査対象・有効回答者数:全国のハルトモ女性50~88歳・484名
調査実施日:2026年5月29日(金)~6月2日(火) 
調査主体:株式会社ハルメク・エイジマーケティング ハルメク 生きかた上手研究所
※ 調査結果のパーセンテージは、小数点以下第2位を四捨五入したため、総数と内訳の合計が一致しないことがあります。
※ 本リリースの内容を掲載いただく際は、出典として「ハルメク 生きかた上手研究所調べ」と明記をお願いいたします。
※ 調査主体の「ハルメク 生きかた上手研究所」所長への取材、コメント提供も可能です。

50~80代女性の幸福度平均点は10点満点中(0点〜10点)中7.75点。 物価高によって11%が「幸福感が減った」と回答。

  • 国連によるWorld Happiness Report(※2)と同じ形式(10点満点)で聞いた幸福度の平均点は7.75点。
  • 2024年に実施した調査では7.84点、2022年は7.77点であり、大きな変化はなかった。
  • なお、World Happiness Report2026における1位フィンランドは7.76点。日本は6.13点だった。
  • 物価高の影響で「暮らしのゆとりも幸福感も大きく減った」と回答したのは11.4%。特に50代が21.7%と多い。

(※2)国連World Happiness Report 2026

幸福度に影響している要素は、本人の体や心の元気度のほか 親しい友人や家族・親戚の人数。SNS・デジタル利用の有無は影響が見られない。

  • 幸福度に影響を及ぼしている要素として “影響あり” は、体や心の元気度・世帯保有金融資産・ふだん幸せを感じるときの個数・親しい友人や家族親族の人数。
  • “やや影響あり” なのは、世帯年収・1か月に自由に使える金額・配偶者との相思相愛度だった。
  • SNSやデジタルの利用有無による幸福度の差異は1ポイント未満と影響はほぼ見られなかった。

幸せを感じる1位は「美味しいものを食べている時」で2024年と変わらず。 2位の「旅行に行った時」は前回3位からランクアップ。

  • 日々の生活の中で幸せを感じる時トップは、2024年の前回・2022年の前々回と変わらず「美味しいものを食べている時」で、2024年の71.0%→69.4%で微減。
  • 9位までの項目自体は2024年と変わらないが、順位は変動した。「旅行に行った時」は55.7%→58.1%で前回3位から2位にランクアップし、「趣味のことをしている時」「新たな知識を得た時・自分の知識を深めた時」は前回より5ポイントほど減少し、ランクダウン。

■幸せを感じる時(自由記述からの抜粋)

<何気ない瞬間>

  • 何も考えずボーっとしているとき(66歳)
  • 好きなお酒に合う美味しい食事を楽しく出来た時(73歳)
  • 気持ちいい風にあたっている時(61歳)
  • 畑仕事をして汗をかいた後、冷たいお茶を飲んで休憩する時(68歳)

 
<家族・人間関係>

  • 愛犬と自然の中を、犬仲間とお散歩している時(70歳)
  • 仕事で認められた時や感謝された時(64歳)
  • 家族孫達含めて一緒にご飯を笑いながら食べてる時(68歳)
  • 一緒に笑ったり悩み事を相談したり出来る友人等に恵まれていること(65歳)
  • 夫の早朝の出勤を平穏無事に見送った時(64歳)

専門家の見解
ハルメク 生きかた上手研究所 所長 村田 多恵子(むらた たえこ)
大学卒業後、生活研究に基づくマーケティング戦略を提案する企業に入社。約35年にわたり、化粧品や食品など大手消費財メーカーの1,000以上のプロジェクトに関与する。世代論による市場理解や生活者起点を強みに、数多くの新製品・新規事業開発やブランディング支援を実施。生活者へのインタビューはのべ1万人を超える。ハルメクに入社後シニア女性のリアルな声を社内外の事業に活かしている。

50代以上女性の幸福の秘訣は「イマ活」

今回の「幸福に関する意識・実態調査2026」では、50~80代女性の幸福度平均点が10点満点中7.75点という結果になりました。2年前の7.84点から大きな変化はありませんでした。なお、参考値として、World Happiness Report 2026の1位であるフィンランドは7.76点、日本は6.13点でした。
この2年間、私たちの生活には物価高という厳しい向かい風が吹きました。実際に、物価高の影響で「暮らしのゆとりも幸福感も大きく減った」と回答した方が11.4%おり、特に50代では21.7%にのぼるなど、切実な状況も垣間見えます。しかし、それにもかかわらず幸福度が揺るがなかった背景には、50代以上の女性たちの「日々の小さな喜びに目を向ける力」と「確かな人とのつながり」があると考えられます。
幸福度に影響を与えている要素の中でも差が大きいのは「体や心の元気度」、次いで「親しい友人や家族親族の人数」でした。SNSやAIの利用が広がっていますが、デジタルの利用有無による幸福度の違いは見られませんでした。シニア女性の幸福の基盤にあるのは、リアルな人間関係や心身の健康といった普遍的なもののようです。
ふだんどんな時に幸せを感じるか28項目を提示して尋ねたところ、15項目以上あてはまる人は幸福度がアップすることがわかりました。日々の暮らしの中で小さな幸せを感じとる能力を磨くことが、幸福度アップの近道と言えます。さらに、日々の生活の中で幸せを感じる瞬間の1位は前回(2024年)・前々回(2022年)と変わらず「美味しいものを食べている時」でした。加えて「旅行に行った時」が前回3位から2位へとランクアップしており、外へ出向いて直接体験することへの意欲が高まっています。50代以上の女性にとって、「イマ活(※3)」が幸福の秘訣と言えそうです。
 
(※3)「イマ活」とは、「元気な“今”を楽しもう」と自分を満足させるため、時間とお金を体験に使う動きのこと。(ハルメク シニアトレンド2025-2026より)

ハルメク 生きかた上手研究所のシニアリサーチデータは、「ハルメク シニアマーケティングLAB」をご覧ください。
ニュース一覧