雑誌でも、デジタルでも
質の高いコンテンツで
大人女性を魅了したい

LEADER's VOICE
― vol.1

株式会社ハルメクホールディングス 取締役
株式会社ハルメク 執行役員・コンテンツ事業本部長
ハルメク編集部編集長
山岡 朝子(やまおか・あさこ)
PROFILE
大学卒業後、総合出版社に入社し編集業務に携わる。2004年から13年間にわたり、主に生活実用誌やインテリア誌など7誌の編集長を歴任したのち、2017年に株式会社ハルメクに入社。同年8月より『ハルメク』編集長。就任から4年で実売部数を2倍以上に引き上げた。
MISSION

事業ミッション

コンテンツを最初の接点として、
“ハルメクワールド”のファンになっていただく

私たちハルメクは、通販、おみせ、講座、イベントなど、さまざまな事業があり、その組み合わせによってお客様により良い暮らしを提供しています。私たちはそれを“ハルメクワールド”と呼んでいますが、雑誌をはじめとするコンテンツはその“ハルメクワールド”にお客様をお迎えするための、外に向かって開いている大切な接点のひとつです。まずは雑誌やWebでコンテンツに触れていただく。そして考え方や提案、世界観を信頼しファンになっていただけると、今度は雑誌と一緒に届く通販カタログ(あるいはWebでリンクされているECサイト)で商品を購入したり、コンテンツと連動したイベントに参加したりと、より深く関わってくださるようになります。

そして、雑誌のコンテンツには、私たちが出会いたいお客様と出会うためのきっかけづくりといった役割があります。例えば、ファッションや美容の特集を組めばそういったテーマに関心がある読者と、健康についての特集を組めばそういうテーマに興味がある読者と出会うことができます。それにより、より適した方に、より適した商品やサービスをお届けすることができる。さらに、この年代の方々が、その分野に対して何を悩み、何を求めているのかを具体的に知るチャンスに恵まれます。結果として、次はもっと良いものを届けられるようになるわけです。差別化されたコンテンツを通してシニア女性を魅了すること、それによって“ハルメクワールド”全体への信頼や共感を醸成すること、最終的には、“ハルメクワールド”のなかで、より安心で快適で、心豊かな暮らしを実現していただくこと。それがハルメク編集部のミッションです。

CHALLENGEING

やりがい

読者とこんなに近い雑誌はほかにない。
だからやれることがたくさんある

雑誌「ハルメク」は一般的な書店売りの雑誌とずいぶん異なっています。まず、制作期間がとても長いこと。月刊誌はたいてい企画から店頭に並ぶまでの期間が3か月くらいですが、「ハルメク」はその倍の6か月。その理由は前半の3か月で徹底したリサーチを行うからです。編集者の「勘」や「センス」は重要ですが、それだけを根拠に企画を通すことはありません。大々的な定量アンケート、少人数のグループインタビュー、さらに専門家へのヒアリングなど、綿密に下取材を行い、結果を深く分析してから、「やる」「やらない」を決定します。そこに3か月をかけるわけです。大変な手間ですが、このプロセスのおかげで、読者が本当に求めている情報を、自信を持って届けることができるのです。

さらに、「ハルメク」では、編集経費は「投資」だと考えています。コンテンツの質を上げるためなら、惜しみなく「投資」します。それによって読者が満足され、「ハルメク」をますます信頼して、定期購読はもちろん、通販やイベントなども利用していただけるならば、十分に投資の価値があると考えます。もちろん、読者の満足につながらないような無駄遣いは1円でもダメですが(笑)。制作もほぼ内製なので、自分たちが納得するまで手をかけることも可能です。その思いは読者に届いているようで、編集部には読者からのご意見や感想などがびっしりと書き込まれたはがきが毎号何千枚も届きます。これは一般の雑誌ではなかなかないこと。作り手にとってこんなに嬉しいことはありません。毎月、雑誌が届くのを楽しみにしてくださっている読者の方々に向けて、読者と距離の近い「ハルメク」だからこそできる企画はまだまだたくさんあると考えています。

PRIDE

ここがスゴイ!

徹底した調査とヒアリングで
読者数2倍に!

ここ数年で、雑誌「ハルメク」の販売数は約2倍以上に増えました。2017年には15万部だったものが、2年で30万部になり、現在では38万部です。出版不況とはいっても、まだまだやりようがあったわけですね。例えば、シニア誌ではなく女性誌ととらえ直したこと。シニア層が関心を持つことといえば健康や年金などが浮かびがちですが、女性が興味あることといえばファッション、美容、料理、インテリア……と、どんどんテーマが広がります。たとえば、ヘアスタイルの特集では、長年同じ髪型、同じ美容室という60代の女性を、原宿の美容室にお連れして髪型を変えてみる、という企画をしました。若い女性向けの雑誌にはよくある企画ですが、シニア女性にとって長年の髪型を変えるのは大変勇気のいることです。ですが、これが大成功。編集部も本人も大びっくりの、失礼ながらまるで別人のような変身を遂げて、ご本人は「また恋愛してみたーい」なんて。担当編集者も幸せな気持ちになりました。もちろん読者からの反響もすごかった。シニア女性は年金や健康にしか興味がないなんて思ったら大間違いなんですよね。

また、社内には「生きかた上手研究所」という調査専門の部署があり、毎号雑誌の満足度調査を行っています。実際に雑誌を読んでくださった方に各特集や連載ページの評価を毎号膨大な時間をかけてヒアリングして分析し、編集部にフィードバックしてくれます。調査のプロによる分析だからこそ編集者自身が行うよりも精度が高いですし、編集者はそのぶん、取材や編集に集中できる。そんな環境は、出版社の中では他にない特長だと思います。

FUTURE

これから

これからの読者のために、
デジタルで第二の居場所を作り出したい

現在ハルメクには、「ハルメクWEB」(https://halmek.co.jp/)というウェブ媒体があります。これを発展させ、今新サービスとして立ち上げ準備をしているのが、Webを使ったコンテンツのサブスクリプションです。紙媒体ではできない、Webならではの動画や音声、双方向性を活かしたコンテンツを定額制でお楽しみいただく新事業です。Webのコンテンツは無料が当たり前だと思われがちですが、有料でも見たいと思っていただけるような、質の高い、本当に役に立つコンテンツの提供を目指して絶賛準備中です。ニュースサイトや芸能ゴシップ以外では、Webコンテンツの有料化に成功している例はなく、大変なチャレンジですが、その分、やり甲斐はありますね。関係者は皆、高い熱量をもって取り組んでいます。

※この情報は2021年10月現在のものです

WORKS

自分で考えて、自分で動ける人

転職してきた私が言うので間違いないのですが(笑)、「ハルメク」編集部はおそらく日本中のどの編集部よりも働きやすい環境が整っています。質の高いコンテンツを作るためには、コストも時間も惜しみなく投資するという方針、調査やマーケティングの専門部隊とともに精度の高い仕事ができる体制、そして、読者と近い距離で期待や信頼を肌で感じながら誌面づくりに邁進できる環境。それでいて深夜残業もめったにない、健康的な職場です。まさに、コンテンツ制作者の桃源郷だといっても大げさではありません。ただし、その環境を活かせるかどうかは自分次第。上司の指示を待つのではなく、自分の手で「ハルメク」をより良い媒体に育てたいと思う人、そのために率先して動ける人をお待ちしています。

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